シフトフォーク(トランスミッション構造部品)

本部品の製造方法については、従来、板金後に熱処理された鋼材を軸に溶接する方向で検討されていました。しかし、溶接時の変形対策や、溶接部の品質担保には設備投資を含めコストがかかるため、フォーク部と摺動部を一体で製造できかつ熱処理による歪みが発生しないH-FCD®が採用されました。

シフトフォークの高剛性化により、きわめて素早い変速を実現。
鉄道車両用歯車(試験中)【共同開発:(公財)鉄道総合技術研究所 動力システム研究所】

従来:大歯車 S45C高周波焼き入れ
改善後:H-FCD®材へ変更
H-FCD®材料の起用により従来材料の強度を保持しつつ
素材レベルでの騒音基本性能が確認された(最大5.0dB)